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2009/01/10

カイトフォトをやってみたい

近頃、ちょっとカイトフォト(Kite Aerial Photography 略してKAP)に興味が出てきて、かなり前に購入だけしてほとんど読んでいなかった『Make: Technology on Your Time Volume 01』をひっぱり出してきて読もうとしたけれど、この自作はあまりにめどくさそうなので(とても詳しいのですが)、カイトフォトの紹介サイトで勉強することにした。以下はメモ。

『Make: Technology on Your Time Volume 01』でカイトフォトの記事を書いているCharles C. Benton
http://arch.ced.berkeley.edu/kap/kaptoc.html

Ichikawa's Kite Aerial Photography

写真 > カイトフォト - Yahoo!カテゴリ

Flickr: Kite Aerial Photography (KAP)

2009/01/04

一日平均七冊

昨日、斉藤美奈子『本の本—書評集1994-2007』に収められている、米原万里『打ちのめされるようなすごい本』(文藝春秋 2006/10)の書評を読んでいたら、「読書人としての米原万里に刮目したのは次の文章を読んだときだった。<食べるのと歩くのと読むのは、かなり速い。(中略)ここ二十年ほどは一日平均七冊を維持してきた> 刮目とは「目をこすってよく見ること」の意味だそうだが、文字通り、私は目をこすったのだった。」という箇所に出くわして、著者と同様ぼくも目をこすったのだった。一日平均七冊っていうのは何かのまちがいじゃないのだろうかと。

『打ちのめされるようなすごい本』は一度通読したし、たまに読み返したりしていたけれど上記の箇所を読んだ憶えはなかった。なので、本書をさっそく確認してみたら「P.333」書評ー1996「チェチェンものに感動、涙」にちゃんと載っていた。

食べるのと歩くのと読むのは、かなり早い。前二つは、よく顰蹙を買う。(中略)ここ二十年ほど一日平均七冊を維持してきた。ところが一年半ほど前、広辞苑を引いていたら文字がボーッと霞むではないか。(中略)二・〇を誇っていた視力がガタリと落ちていたとは。そういえば、読むスピードも急減速していた。悔しい。認めたくない。(中略)読む本を以前より厳しく選ぶようになった。つまらないと判った後、本代の元を取ろうとセコくも最後まで読むような贅沢も捨てた。

一日平均七冊は凄いですね。月210冊(7×30)、年2555冊(7×365)というペース。凄すぎます。
しかし、そんな超読書人の米原さんが、文字がボーッと霞むようになり読むスピードも急減速していった時はつらかったでしょうね。(自分もそのうちそうなると思うと嫌ですね)

※数年前に米原万里さんが亡くなったことを知った時はとてもショックでした。まだ56歳だったのですね。
ぼくはちょっとしたファンで『不実な美女か貞淑な醜女か』『魔女の1ダース』『わたしの外国語学習法』『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』等々、ほとんどすべて読んでいました。本当に残念です。

打ちのめされるようなすごい本
米原 万里
文藝春秋
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松岡正剛の千夜千冊『魔女の1ダース』米原万里
ほぼ日刊イトイ新聞 -言葉の戦争と平和